ボーイミーツガール

世界観はまごうことなく、ファンタジー。
はじめは、冒険者として一歩一歩、着実に経験値を積んでいく少女の様子が、克明に描かれます。
その文章量たるや、圧巻の一言。
同時に作者様の熱量も感じられる量です。
けれど、この物語の根幹にあるのはボーイミーツガールの、少しだけ青い胸のすくような明るさだと思うのです。
約束を果たす、なんていうピュアな思いを互いに秘めた少女と青年。
汚れた大人の自分には、眩しい関係性です。
でも、この御話を読んでいる間は、それを追体験出来る。
そんな心地を味わいたい人に、お勧めします。

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