「もしドラ」を彷彿とさせる名作!!

舞台は中世、中央アジア。
主人公の旅商人リツが、イケメン騎士タルワールと共に旅をしながら商売をしていくお話です。

ちょっと恋愛要素が盛り込まれたファンタジー小説といった内容なのですが、そこに経済学や、先物取引の話、政治学や地政学などまで、盛り込まれています。
読み物としても、とても面白いのに加え経済学なども覚えられるって、とても素敵なことだと思います。


私は、「だって、お金が好きだから」を読みながら
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」という小説を思い出しました。

略称「もしドラ」
漫画やアニメにもなった作品なので、知っている人もいるのではないでしょうか?
「もしドラ」は、野球部のマネージャーを引き受けた女子高生が、間違ってピーター・ドラッカーの『マネジメント』を読んでしまった。という設定で、甲子園を目指す野球部の話の中で、経営学が分かりやすく語られています。

ドラッカーの『マネジメント』を読んだことがあった私は、「もしドラ」の分かりやすさに驚いたものです。
同時に先に「もしドラ」を読んでいれば、『マネジメント』ももっと楽しめたのにとも思いました。
経済学や経営学の本って、難しいものが多いんですよね。


だいぶ、脱線しましたが、
【楽しく小説を読んで、同時に経済学などを学べるって素敵なことですよね!】
ということが言いたかったんです。
それがきっかけで、経済学などに興味を持つ人が居たら、また素敵だと思います。
そんなわけで「だって、お金が好きだから」は、世の中に広く知られてほしい小説の一つです。

是非一度読んでみることをオススメします!!

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