天使が連れ去る前に【完結済】

社会という大きな檻は、坂崎庄吉（サカザキ　ショウキチ）を苦しめていた。苦しむたびに天使が現れる。

天使はただ微笑んで、同じ言葉を繰り返す。思い出したくないことさえ、天使は易々と彼の目の前へ引きずり出してくる。

終わりのないぬるい気温が続く頃、庄吉は子供の描いた夏祭りポスターが目に留まった。


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初めて完結できました。七千字と少しです。
よろしくお願いします。