第3話 7月1日午後2時2分
俺は時計を見る。時刻は、午後2時2分時がループしている。
純介「なっ...なんで!もしかして...{やり直し}?としたら...早すぎる!ミーティングから2分しか始まって無いんだぞ?」
俺は思考を巡らせる。だが、2分で{やり直し}が起こる結末になるとしか考えられなかった。
純介「がねぇ...面会室に行くしかねぇのかよ...」
俺は面会室に向かう。生憎、本社までは電車で45分で行ける。
***
”ガタンゴトン”
俺は電車に乗っている。そしたら、こんなアナウンスが電子掲示板に流れてきた。
ー 日比谷線で只今人身事故発生。線路に落ちたか。 ー
純介「へぇ...可哀想に...」
俺は、本社の最寄りについて、本社に向かった。そこにはもう6人は来ていた。
そして、3時になる。
社長「早速だけど、君たちにはグループを作って貰いたい!」
栄「え?本当に俺らでグループ組むんですか!そもそも顔見知りですらないんですけど!」
社長「だから、メールでそう伝えたじゃないかぁ、君たち8人でグループを組んでこれから活動していってほしい」
栄「8人って...今ここに7人しかいませんよ?」
社長「あと1人は遅れてくるって。このあとのミーティングにはくるから大丈夫だよ」
智恵「とにかく、私は嫌です。一人でも十分稼げてます。今からグループになる必要なんてないと思いますよ?」
健吾「俺もそう思います、それに、一人ひとり目指してるところが違うじゃないですか。俺は自分のやりたいことをやりたいです」
社長「いや、別にこの提案は拒否してくれても構わないんだよ?だけどね、拒否したらこの会社との契約を切らせてもらうからね?それでもいいなら拒否していいんだよ?」
美緒「それ、強引すぎませんか?いくら社長っていっても権力乱用していいわけじゃないんですよ」
梨央「そうですよ!」
社長「そんなこと言われてもなぁ、呼ばれた8人の中でほとんどの人が伸び悩んでる!」
稜「伸び悩んでるって。事実ですけど流石にひどすぎません?」
社長「あぁ、確かにそうだな。申し訳ない」
純介「申し訳ないって...軽すぎません?」
健吾「ほんとそうっすよ」
社長「本当に悪かったと思ってる」
純介「本当ですか?反省の色が伺えないんですけど」
智恵「侮辱だけして、社長は何を言いたいんですか?どうせ、無理難題を押し付けて会社を辞めさせようとしたいだけですよね?」
社長「違うよ!提案があるんだ!」
純介「提案を受け入れてもらいたいなら、誠心誠意謝ってくださいよ!」
智恵「もう怒っているので、私は提案は飲みません!会社を辞めさせてもらいます!」
智恵、面会室を出ていく。
社長「あぁ...残念だな...辞めてしまったか...」
***
グルグルグルグル。視界が回る。頭がキンキンと痛くなる。そして、少しの喪失感があり。
純介「面会室を出ると...辞めるの定義か...そして、遅刻はセーフなのか...」
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