第12話 斉藤紬

 紬「あぁ、そうなの!!ごめんなさい!!はい、どうもおはこんこん!つむちゃんねるの斉藤紬です!つむって呼んでください!つむ戦隊!しゅーごー!」

 途端に栄と稜が紬の左右に走り出す。

 紬・栄・稜「きゅるるんるんるんるん!」

 場は沈黙に包まれる。

 健吾「相変わらず幼稚だなぁ...」

 稜「年齢、結構バラバラなんだな」

 栄「バラバラって言っても6人は17歳だろ?」

 稜「それでも15歳と18歳いるじゃん」

 栄「まぁな...」

 智恵「あのさ、ミーティングとかやれって言われたけど、何すればいいの?」

 美緒「わからないわよね。私達今日あったばっかりだし?」

 梨央「と、とりあえずどういうMV作るかとか決める?」

 純介「その前にまず担当とか決めないといけないだろ」

 紬「確かにそうだね!!」

 純介「MV作るにはまず曲がないとだめだろ、で、曲は俺が作る。あとは撮影場所とカメラマンとか?」

 健吾「カメラマンは俺の専属の人がいるからその人にお願いできないか、聞いてみるよ」

 純介「ありがとう。あとは...撮影場所か。撮影場所は...曲がきまってからのほうが選びやすいよな…」

 栄「まぁ、そうだよな。あと、多分俺らが歌うんだろ?だから誰かしらに歌を教えてもらわないといけない」

 美緒「それは多分私の姉がやってくれると思うわ。姉は歌手をやっているの」

 紬「じゃあこれで歌の問題は解決だね!!あとは…せっかくダンス踊れる人がいるんだから踊ってみない?」

 智恵「そうだね、せっかくだしやってみてもいいかも!」

 梨央「じゃあMVについてはこんな感じかな?」

 稜「次は一ヶ月間の予定をたてないといけないのか...」

 健吾「そうだなぁ…純介、曲作るのにどのくらい時間かかる?」

 純介「だいたい一週間くらいかなぁ...」

 健吾「なるほど、じゃあ最初の1週間くらいは基礎練習とかやるか!」

 智恵「うん、ダンスの基本的なところとか歌の練習とかしないとだもんね!」

 栄「場所はどうする?」

 智恵「私がいつもダンスレッスンやってるところは借りれるよ!」

 美緒「始める時間は…早すぎてもみんな大変だよね?」

 稜「9時からとかでいいかな?」

 健吾「あぁ、そうだな!」

 紬「あ、ライン繋いどかない?」

 梨央「そうだね、連絡しやすくなるし!」

 俺たちはLINEを交換する。これで、格段に連絡や協調性が取りやすくなる。

 栄「今日のところはこんな感じで終わりでいいか?」

 俺たちは頷く。

 健吾「それじゃ、解散で」

 俺たちは解散する。

 紬「ねぇ!純介....君?お金とアイス!頂戴ね!」

 俺は紬にアイスを奢ってお金を渡した。命に変えればこの位安い。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る