概要
ねえ、康秀様? 小野小町を抱いてみたいとは、思いませんか?
六歌仙の一人である文屋康秀は、同じ六歌仙の一人で絶世の美女・小野小町へ懸想していたが、振られてしまう。そんな彼の元へ、小町の遠縁にあたる娘との縁談が舞い込んだ。御簾越しに聞こえる声は小町そっくりで、いけないと分かっていつつも小町との疑似恋愛に胸を弾ませる康秀。しかし、中秋の名月の晩、彼女にそれを指摘されてしまい――平安身代わりラブロマンス、開幕。
※文屋康秀が小野小町を三河に誘った逸話を元に書きましたが、文屋康秀の情報が無さ過ぎて、恋人については完全なる捏造です。史実度ほぼ0だと思ってお読みください。
※文屋康秀が小野小町を三河に誘った逸話を元に書きましたが、文屋康秀の情報が無さ過ぎて、恋人については完全なる捏造です。史実度ほぼ0だと思ってお読みください。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!歌仙たちの雅な色恋
時は平安、六歌仙がひとり文屋康秀が、「訳あり」の姫君との縁談を進めるお話。
平安時代を舞台にした恋愛ものです。
時代ものとしての雰囲気もさることながら、本当にガッツリ恋物語してくれるところが本当に大好き。
馴れ初めからゴールインまでをきっちりワンセットで描いた、この堂々たる恋愛劇っぷり!
なにより姫君の人知れない葛藤というか、ふたりの恋の妨げになっている「訳あり」要素がたまりません。
正確には中盤の山場、それが具体的な形となって現れる場面がもう……本当にストライクで……。
また、なによりの魅力はやはりキャラクターの性格そのもの。
雅で艶やかな大人でありながら、ふたりとも…続きを読む