これはレビューではなく『応援演説』です!カクヨムコンに風よ吹け!

 作品のカラーに合わせて応援演説風に書きます。

 皆さんはカクヨムコンの投票(評価)をされましたでしょうか?カクヨムコンには読者選考ってのがあるみたいですね。じゃあ自分が持っている投票権が一枚として。私はこの作品に一票を投じます。

『アストロQ』です!

 ネット小説はやはりどうしても「異世界もの」や「ファンタジー」が主流であると感じます(だって売れてるジャンルだからねー。そこは認めます)。しっかーし!「現代ドラマ」には不変の良さがあると信じてます!そしてこの作品!

 面白いです!ネット小説でよく言われる「一話目で読者を殴れ」とはかけ離れたスロースターターな作品ですが、ページをめくれば面白さが加速するタイプの作品だと感じます。

 この作品の魅力はやはり「著者様の豊富な知識と引き出し(とユーモア)」と「リアル」にあると思います。

「この著者様は…、ガチで選挙に出たことあるの?いろいろ詳しいな。え?こんなのありなの!?すげえ!」

 そんな情報が物語に「これでもか!」と詰め込まれています。そして「リアル」の部分。ご当地ヒーロー(の中の人とそれをバックアップするクセだらけで個性的だけど本当に頼もしい人たち)が選挙を戦う物語ですが「これは…、現実として本当に起こりそう…」のすれすれを見事に書いていると感じます。専門的知識を持っていらっしゃるから見せ方が上手いのだと思いますね。

 私は自分が持つ一枚(一票だけって決めてますので)の投票権を、権利を、この作品に託したいと思います。「自分は書き専だから」とか「どうせ自分が星を投げても微々たるものでしょ」とか。そういうのはリアルの選挙と同じであり、「個人の力は小さくても個人が動くことの大切さ」をこの作品は教えてくれます。また、主人公はさえないかもです(ここ大事です。自分と被るんですよね)。だからこそ残された選考期間を!まだ投票がお済みでない方!もちろん他の方の作品でもいいと思います。ご自身の心にある「この作品に勝って欲しい!この作品を推したい!」に従いましょう!

 そんな理由で私は自分が好きな現代ドラマ枠代表として「アストロQ」に勝って欲しい。受賞が遠い夢だとして。それを本気で目指すこのドン・キホーテのような作品に夢を見たい。いけるところまで駆けあがって欲しい。

 最後までのご清聴ありがとうございました!いや、本当にドラマは起こりますよ。皆さんの一人ひとりがご自身の感性に従えば。

パチパチパチパチ!

(しょうがないな、というニュアンスを多分に含んだ拍手?違いますよ。その答えはあなたの胸の中にありますよ。えっへん)

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