第3話 帰り道

「僕終わったよ、加藤さんは?」


「私も終わったわ」


「じゃあ、帰ろうか」


「えぇ」


(帰り道)


「今日は助かったわ」


「珍しく、素直だね?」


「三竹くんは私の神経を逆撫でるのが趣味なのかしら?」


「……………………………そうかも?」


「…………………………」


「まって!?睨まないで!?ごめんってば!!」


「今後私に意地の悪いことは言わないことを、約束するならゆるしてあげる」


「いやだ」


「やだってなによ!?ふざけてるの?」


「だって怒ってる加藤さん、見れないってことでしょ?」


「そんなの見てなにが楽しいの………?まあ。三竹くんには言うだけ無駄かしら」


「うんうん。あきらめて」


「そうこうしてるうちに、ついたわよ」


「おぉ〜!帰るか〜」


「………………………………あ、れ」


「なにガサゴソしてるの?まさか、?家の鍵が見つからないー!とか言わないわよね」


「大正解〜!加藤さん天才!!」


「やったー!ってちょとまて!!あなた1人暮しでしょ?どうするつもりなのよ」


「ん―――――――――探す?」


「はぁ……………………とりあえず。入りなさい」


「やったー!加藤さんやさしい!すき!」


「私の人生最大の失敗はあなたと同じマンションを選び、さらに同じ5階の部屋で隣同士だったことね」


「運命かな、?」


「うるさい」


(ガチャ)


「「ただいま」」


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