切ない情緒に溢れた作品

亡くなった友人にかわってニューオーリンズからシカゴへ旅をし、その道すがら在りし日の友人に思いを馳せるというお話です。
日本が舞台でも成り立たなくはないのですが、アメリカを舞台にしているからこその味が出ていると感じました。
友人が何を考え、何を思っていたのか?
彼女が主人公に伝えたかったであろう思い、主人公が彼女に伝えたかったであろう思い、そういったものが端々に見え隠れしていますが、それはもう互いに伝えられない。
切ない情緒に溢れた作品です。