不可視の生き物と人間、彼らの先とは

まだ生態知らぬ不可視の生き物デイドリーマーズ。
ヨーロッパを舞台に、この見えぬ生き物を撮っていくマコトとついていくアーティ。そして、食欲旺盛な猫のタマキ。
世界観は色彩豊かだけでなく、問題と謎、キャラも豊か。
このデイドリーマーズを見える人間は数少なく、マコトは見える人間ですが……彼の抱える謎も多いです。
デイドリーマーズという存在は人間にとって敵なのか、味方なのか。この世界にとって一体何なのか。読み進めていけば多くが写真のようにアルバムへと収められていくでしょう。
人間ドラマやマコトの過去。多くの想いや別れと出会い。陳腐なことをしか書けないので申し訳ないです。でも、本当に一枚一枚切り取ってもいいぐらいに話が美しく鬱くしいのです。もう色彩豊かなフォトアルバムの如く一ページずつめくるのが楽しくなります。


暗い世界観の中で行われるストーリー。興味惹かれるものが多く完結済。
出版社さん! ここに有望な作品ありますよ!!!
皆さん読んでみてはいかがでしょうか?

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