読むほどに深みのある秋葉原寓話

正直、最初の3話まではこの物語のスケールを見誤っていました。読み始めた方は、ぜひ最後まで読んでほしい、そう思ってレビュー書いてます。

舞台は昭和49年の秋葉原。学生運動が盛んな時代。ある意味、タイムリーな話題かも(笑)

登場するのは、フランスかぶれのおしゃべりな「看板娘」?と、雑誌記者。

この二人が果たしてどんな…あとはお楽しみに。

さて、エピローグの是非については意見が分かれると思います。若い世代には必要だったのだろうと思う反面、個人的には無かったほうが余韻があったかなと。

いずれにしても、作者様の深い造詣と描写が物語をどんどん味わい深いものにしてくれます。

ぜひ一読を。