百合は高い壁があるほど美しい

とても読みやすかったです。
いきなり吸血鬼の話題が出てくるのも主人公がそれに翻弄されるのも掴みとしていいと思いました。
吸血鬼は贄人と呼ばれる人間から血液を得ているのですがその行為が人間サイドを特別にしているんです。
お互いが必要になるまでこの関係は揺るぎないものとして機能すると思います。
吸血鬼が人間を欲するとき人間は吸血鬼に何を見出すのかとても続きが楽しみな作品です。