【勇者の友人】～【勇者】のギフトの本体が、【勇者】のオマケ扱いされていた僕だった件について～戻って来いって言われたって、今更君たちを“友人”だとは思えないよ。

謎なギフトの使えない主人公がPTから追放されて、という異世界ファンタジー。
安心安定の追放テンプレを上手に利用して、読みやすく面白い作品に仕上がっています。
内容としてはタイトル通りなのですが、勇者の友人、という設定がユニークですね。
しっかりと「ざまぁ」ではありますが、正直追放したい気持ちもわからなくはない感じなのが絶妙な設定だと思います。

テンポ良く進みますし、荷物運びにフォーカスするなどスキルやギフトの設定もしっかりと作り込まれています。
追放系異世界ファンタジーが好きな方にオススメする作品。
間違いなく読みやすいし楽しめるとおもいます。

テンプレの追放系の中に
【勇者の友人】という独自のワードが入っているのが素晴らしい。
良いフック（心惹かれる、引っ掛かりポイント）になると思います。

最強のギフト【勇者】を決めるのは僕だ！
これも素晴らしい伏線です。

文章も読みやすく、イメージしやすいです。
高い文章力の作者の熟練度を感じました。
すごく勉強になりました。

キャラデザも素晴らしい。
会話だけで、どのキャラが喋っているか、分かります。

気になる点
小説の中にはないです。
かなり洗練された文という印象でした。

強いて言うなら
【勇者の友人】以外にもう一つ独自のパワーワード、フックが欲しいです。


企画上でなかなか全部…続きを読む

33話まで読ませていただきました。
最初は巷で人気なざまぁ系の入り方ではありましたが、話のテンポであったり、主人公の人間っぽさや、キャラクターの柔らかさがとても良いなと読んでおりました。
また、その後出会ったパーティメンバーたちの会話から「おや？」と思うことが出てきて、21話目でなるほどね！っとなりました。
単純に見るとギフトも強いですが、しっかりと代償も用意されており、なかなかに扱うのが大変そうだなあと思いました。
この先も続き読ませていただきます！

10話まで読ませて頂きました。読みやすく、情景が素直に浮かびやすい文体でした。

主人公の人物像に、この物語の大きな魅力を感じました。
正体不明なギフトを持て余し、パーティをクビになってしまうほどの落ちこぼれよう。
そんな主人公が話を追うにつれて徐々に冒険者として自立していく姿が多くの読者に刺さっているのではないでしょうか。

これからも拝見いたします。
読ませて頂きありがとうございました。

ファンタジーの二大トレンドが転生と追放とするなら、本作は後者に該当する。そして、トレンドと呼称した通りに掃いて捨てるほど作品の溢れるジャンルでもある。群雄割拠のジャンルで作品が抜きん出るには、他には無いキャラクターや設定のオリジナリティが必要だとも、私は分析する。
　本作はどうだろう？タイトルにもある【勇者の友人】、この意味が解った時、物語の面白さに引き込まれる事でしょう。
というわけで21話まで読め！以上！！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（4269文字）

第３０話まで読んだところです。
勇者が登場するファンタジー作品として、魔法バトルしないで（少なくとも３０話までは）主人公の能力（ギフト）から生じる関係性で物語を進めていく点が斬新で楽しく読めました。
アンナには憎めないかわいさを感じました。
これからの展開に期待がふくらみます。
ありがとうございました。

本当に面白い!　勇者の友人と言う新しい切り口がツボにはいた。更新待ってます。

きっと、この作品の題名を見たら「なんだ、また追放系かよ」と思う方も多いはず。ですが、この作品はそんな安易はなろう系ではない。
まず、追放するにあたって、その根拠がしっかりと書かれており、多少強引なところもあるが、概ね納得できる内容です。強引なところも、キャラクターの性格をよく表していてとても良いと思いました。

また、主人公の強さの根底がしっかりと書かれており、それが単なる能力便りではなく、主人公の努力の賜物故のもの。主人公は、過去の経験から自分を低く見ています。ですが、新しい仲間が主人公を受け入れていく様は胸が熱くなります。

ハーレム物のようですが、最初からべたべたせず、ちゃんと順序を踏…続きを読む

他作品とは、一線を画す作品だと思います。
主人公のギフトも、最強でなんて有能！と思いますが、そこには強さの対価がきちんと用意されている。
「ざまぁ系」かと思ったら、人の強さや弱さを描く、素敵な作品です。
読み始めたら止まらず、最後まで読んでしまいました。