難しい恋路こそ……!

一章まで読み終わってのレビューになります。

ヨーロッパを舞台にした異世界ファンタジーに慣れ親しんだ読者にとっては、目を丸くするほど馴染みのない漢字が並ぶ本作。
最初は戸惑ってしまうかもしれないが、ぜひ読んでみてほしい。
身分違いでありながら、互いに一途に想い続ける一組の男女が、長い年月といくつかの苦難を経て、お互いに名前を呼ぶ。
ただそれだけで読み手にも涙が浮いてしまうくらいに感動するはず。
一章を読み終わった時点でも、目に見えてる困難だけでも大きなものがいくつも存在しているため、これ以降も二人にとっては辛く厳しい恋路となるのでしょう。
ですが最後には序章で示された甘く、柔らかな結末が待っている。
それを期待して、今後も読んでいきたいと思います。

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