概要
ファンタジーだからってリアリティのない極道を描いてもつまらんでしょ?
関東最大規模の指定暴力団――鬼道会会長大鰐源蔵(おおわにげんぞう)が、何者かに襲撃され殺害された。大鰐を唯一の恩人と慕う無悪斬人(さかなしきりと)は、上層部からあらぬ嫌疑をかけられ、自らの身の潔白を証明するために真犯人を見つけ出すと約束を交わすのだが、無悪自身も命も奪われてしまい、復讐の物語はそこで幕を閉じる――はずだった。
謎の男の計らいにより、再び目覚めた無悪の眼の前には日本とは全く別の見知らぬ世界が広がっていた。
たまたま盗賊に追われている少年を手助けしたことで、事態は思わぬ方向へと転がっていく。
見知らぬ世界でもやはり極道――第二の生を送ることとなった男の覇道が、今再び始まる。
謎の男の計らいにより、再び目覚めた無悪の眼の前には日本とは全く別の見知らぬ世界が広がっていた。
たまたま盗賊に追われている少年を手助けしたことで、事態は思わぬ方向へと転がっていく。
見知らぬ世界でもやはり極道――第二の生を送ることとなった男の覇道が、今再び始まる。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!意外な組み合わせが絶妙!ハイブリッドな濃厚極道ファンタジー
極道として生きてきた主人公に関する濃厚な描写は、緊迫感や戦慄をまざまざと感じさせられた。
一般人にはなかなか理解出来ない任侠の世界。その部分の重く苦しい表現、だけど合間に異世界ファンタジー独特のふわふわとした雰囲気が混在する、非常に読み応えのあるハイブリッド小説だと思う。
極道の主人公は残酷な任侠の世界を当たり前に生きてきた。
そんな主人公にも、作品の途中では真っ当で人間らしい一面がちょこちょこ見え隠れする。しかしそれと同時に主人公にとっての当たり前な残酷さも忘れない、そのわざとらしくないリアルな表現に、小憎い演出だなと思わずニヤリとしてしまった。
今後の展開も、他に無い作者様の良…続きを読む