第2話 プロローグ 2
家にも僕の居場所はない。
いや家が1番居て疲れる場所だ
そんな家なら出ても問題ないだろう
僕が家から出てもどうせ家族から必要とされてないから心配されないだろうし、いや逆に喜ばれるだろう
「家出をするならどこに行こうかな。それを少し考えないとな」
バイトやお小遣いで10万円くらい貯金はある。
バイトを掛け持ちすれば大丈夫だろう。
「はぁとりあえず学校に行こうかな」
そう呟き、部屋を出る
「行ってきます」そう言っても誰も返さない
もうこんな苦しい思いをする必要なんてないんだな。
そう思うと少し心が軽くなる
ガラガラガラガラ
「よぉ ってまた寝てるのかよ」
うるさいな、朝から
でもちゃんと話してくれるのはこいつだけだから嬉しい。
「寝てて悪い?」
「もうすぐホームルーム始まるぜ」
「ん、あ、そうかありがとう」
「なんかお前、今日なんかいいことあったか?」
いいことと言えば家出の計画が本格に進ん出来たということかな。今週末にでも実行しよう
「まぁ少しね。」
「そうか、まぁ頑張れよ色々と、」
「ああ、ありがとう」
と、そこで先生が入ってきた
キーンコーンカーンコーン
「よし!一緒に飯食おうぜ!」
昨日言ってたとこガチなのかよ。
「まじかよ。」
「おおまじだ!ほら屋上行くんだろ」
「ぁぁ 行こう」
何事もなく、昼飯タイムがいつも通り終わると思っていたら。
「おい、弘也、別のやつと食うって聞いたけどそんなやつと食うなら俺たちと食った方がいいだろ?早く来いよ」
「おい、誰がそんなやつだ。ずっと思ってたんだけどよ、裕也が何をしたって言うんだよ。この学校の生徒全員が避けてるけどよ。」
そうだよ。ほんとに僕が何したって言うんだよ
「おい、弘也そんなやつの肩を持つのか?
そいつ最近できた義理の姉妹に手を出したって噂があるんだぜ?」
そんなことした覚えがない。いやあんなやつと関係持つとかこっちからお断りだ
「そんなことはないと思うけど一応確認しとく、お前手出したのか?」
「そんなわけない!なにか証拠あるのか?ないでしょ?」
「証拠は、 当の本人が言ってるんだよ!それが証拠だ!」
こいつらは外見が良ければなんでも信じるんだな。
「写真とかはないのかよ?」
そう弘也が言い返すと、突っかかってきた男子生徒は渋々引いて行った
「行こうぜ」
「うん。」
その後は何事もなく、昼飯タイムは終わり午後の授業も終わった。
「ただいま」って言っても無駄だから何も言わずにドアをあけ、部屋に戻ろうとすると。
「なんで『ただいま』を言わないの?」
と小馬鹿にしたように母さんは言う
「言っても無視するだけでしょ。言う必要ないじゃん。母さん達はどうせ 『ただいま』なんて求めてないんでしょ。じゃあね。」
そう無理やり話を切り上げ、部屋に戻った
「一応、サヨナラは言ったよな。とりあえず置き手紙でもしようか。しても無駄だけど」
手紙
『父さん、今まで育ててくれてありがとう。
母さんなんでそんなに態度が違うのか分からないけど、少しの間、育ててくれたことには変わりないから一応感謝はします。
彩、義姉さん、なんで僕のことを空気扱いしたの?どうして学校でデマ情報を流したの?それだけが分かりませんでした。もう理解する意味もありませんが。家出は貴方達の思い道理なのかもしれませんが。この家にいる必要はないと、いやこの家には必要とされてないと思ったのであなた達とは縁を切らせて貰います。さようなら。
裕也より』
これでよしと。
荷造りも終わったし、少し仮眠を取ろうかな
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ここから先は少し未来のお話です
???side
どうして私たちは彼にあんなことをしてしまったのだろう。
言い訳をしてもいいのなら、お母さんに認めて貰うため、お母さんに命令されたから。そう言いたい。
もう一度チャンスがあるのなら一言いいたい
そして何を犠牲にしてもいいから
彼ともう一度やり直したい
ぁぁ神様もう一度チャンスをください。
「どうして、どうしてよ!どうしてこんなことになったの!? 今すぐあいつを連れ戻して!でなきゃ私たちが、」
「無理だよもう。」
ほんとにごめんなさい
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登場人物紹介
ネタバレを含みますご注意ください
一ノ
一ノ
一ノ
一ノ
一ノ
ここから先は未登場です
==============================すみません
1番大切な主人公の名前を載せるのを忘れてました。それに伴い、この物語の主要人物をまとめさせていただきます
ネタバレになります
申し訳ございません
★と♡が書く気力になります。
お願いします
誤字等があれば報告お願いします
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