第16話

夕飯を食べ終わると「明日も仕事があるから」と孝太郎さんは帰っていった。

僕は、今何をしているかというと....

部屋でぼーっとしていた

やることがない。

やはり、落ち着かないのだ。

短期間に色んなことがあったのもあるが、やはり一番はここが、

天音の家だということだ。

女の子の家に上がったことなんて今までに一度もない。

それなのに、同じ尾根の下で一緒に住む

「こんなのありかよ...でも前の生活よりは...」

そう考えていると

コンコンコン

誰かがノックしてきた

「入ってどうぞ」

この家にいるとしたらあの二人だが、一応返事をしておく

「し、しつれいします」

自分の家なのになぜか緊張した様子で、入ってきたのは天音の方だった

「どうした?」

そう問いかけると

「なんでもないけど。ほんとになんでもないけど、その学校で上手くやれてるか心配で...」

母親かよ!っと口から...いや出ていたかもしれない。

よくよく考えてみれば同じクラスじゃないか

そう問いかけようとすると

「あ、同じクラスだったね...ごめん!余計なお世話だったかな...」

「い、いやそんなことないよ!前の学校よりは全然いいし!」

そう返すと、少し安心した顔になり、

「そ、そう。それなら良かった!あと、勉強は...大丈夫?もう少しでテストがあるみたいだけど...」

え、それがいちばん大事じゃん。

ほんとにどうしよう。

そう焦ってると、それを察したか、

「勉強...教えようか?」

「ハイ!是非願いします!」

そう焦って言うと、天音は少し笑いながら、勉強の準備を始めた。

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投稿が遅くなりました!

週一で投稿できればと思ってます。

かなり落ちますすみません。




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僕は誰からも必要とされていない。なら僕も誰も必要としない よれ先輩 @yore190607

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