第5話 裕也と弘也
時系列がおかしくなっております
申し訳ございません
この話で補正致します
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目が覚めるといつもと違う部屋で驚いた。
あぁ昨日から家出したんだ
「さて、今日は弘也に報告して、バイトをやめなきゃなぁ、色々とやることが多い。とりあえず弘也に電話しよう」
プルル プルル プルル
流石に朝早いから出ないかな、
プルル
『裕也か、お前から電話なんて珍しいな。なんかあったか?』
「うん、ちょっと謝らなきゃいけないんだ。
ごめん。僕、あの家族と学校から逃げた。もう耐えられないんだ。」
『...そうか、いいと思うぜ。逃げたって、お前は悪くねぇ。ここまで追い詰めたアイツらが100悪い。俺があいつらをなんとかしてやる。流石に裕也がここまでやられてやり返さずにはいられねぇ。俺こそ、すまねぇ。今まで手を差し伸べてあげられなくて。』
まさか、謝られるとは思ってもいなかった
「いや、弘也が謝ることはないよ。やり返すって何をする気?暴力とかはやめてよね。あんなのでも一応僕のことを育ててくれた人の娘なんだから」
『そうだな。とりあえずお前がやられたことをやり返す』
というと、学校から完全に追い出すということかな?
「ありがとう。でもあいつからがそこから居なくなっても、もう戻るつもりはないんだ。そこにいたらまた会う気がするだ。」
『分かってる。でも俺とはたまには遊んでくれよ?俺はお前の親友なんだからな』
親友、か
弘也がいてくれたから今まで耐えれたんだろうな
『すまん、もう学校の時間だ、切るぞ?
またかける』
「うんじゃあね。また今度ね」
さて、朝ごはんでも食べよう
ってか、天音の妹も交えて話し合いしなきゃいけないじゃん
「はぁ、多分追い出されるだろうな...」
そう思いながらリビングへと足を運ぶ
「おはよう」
...シーン
そこには誰もおらず、机の上に朝ごはんらしきものと置き手紙があった
『学校に行ってくるね!朝ごはんは置いとくから食べてね!唯は多分ok出してくれると思うから、私達が帰ったら、昨日の続きを話し合おう!』
と書かれていた
「とりあえず、いただきます」
うん。うまい
手作りのご飯を食べたのは久しぶりだな
こんなに上手いんだな
温かい
「ご馳走様でした」
とりあえず、バイト先に行って退職届を出そう
「行ってきます」
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弘也side
俺は今、とてつもなく怒っている。
原因の1つは俺の目の前で友達と笑っている
彩だ、
そしてこいつの姉の沙耶香だ
とりあえずこいつらを潰さなきゃ気がすまねぇ
でも手を出せば退学だ、
なら、こいつらがやったことを知らせて、この学校から追い出せばいい、
そう思い、一ノ瀬彩に声をかけた
「ここに一ノ瀬彩はいるか?」
彩は少し驚いた顔でこちらを見ている
「ねぇ、あれって、前田先輩じゃない?」
「あ、本当だ、」
「もしかして彩に告りに来たのかな?」
告りにきた、ありえないな
「私に何かようですか?」
「ぁぁ、お前、裕也が、この学校を自主退学し、お前らの家から家出したのを知っているか?」
そう言うと彩は今まで笑っていた顔を曇らせた
「な、なんのことですか?前田先輩、兄の噂は聞いてますよね?私的には家出とか退学とかしてくれた方がいいですけど」
その言葉に頭にきた
すまん、裕也 押さえられない
「てめぇ、ふざけてんじゃねぇぞ。お前らが嘘の噂を流し、家では無視をしたせいで裕也は、裕也は家出しちまったんだろうが!
お前、タダで済むと思うなよ?」
そう胸ぐらを掴んで怒鳴ると
彩は怯えたような顔で直ぐに「全部本当です。ごめんなさい。許してください」と自白した。
こいつは自分のことを優先するやつなのか
と思った
「俺に謝ってどうすんだよ!裕也に謝れよ!裕也に!」
「ひ、は、はい、謝ります。謝ります。だから暴力だけは勘弁してください。ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「ねぇ、あれって本当なの?」
「前田先輩があんな本気で怒鳴ってるだから本当でしょ、」
「嘘でしょ、なら私たちは今まで裕也君に、なんてことをしてしまったの、」
「なら私たちのせいで、退学に追い込んじゃったってこと?」
とブツブツと呟き始めた
もっと早くこうやってれば良かった
次はこいつの姉の一ノ瀬沙耶香か。
「おい、ここに一ノ瀬沙耶香はいるか」
3年のドアを力強くあけ、と叫んだ
「ねぇ、あれって2年の弘也くんじゃない?」
「ほんとうだ、誰に会いに来たんだろう」
そんなの決まってるだろ、一ノ瀬沙耶香いがいいる訳ない
「私だけど、先輩だから敬語は使おうね?」
こいつに敬語なんて使う必要ないだろ。
このふざけた言葉が俺の怒りに火をつけた
「私だけど、先輩だから敬語は使おうね?」
私がそう言うと彼は鬼の形相で怒鳴ってきた
「てめぇ、どの口でそれを言ってんだよ。弟を家出するまでに追い込んどいて、何言ってんだよ!」
「てめぇふざけんじゃねぇよ!お前のせいで裕也はこの学校、退学しちまったじゃねぇか!お前だけは許さねぇ、何があっても許さねぇ」
そう言うと、沙耶香の表情は少し、明るくなった、弘也が退学してくれたのを喜んでるのか?
ふざけるなよ
そう思ってると
周囲の野次馬がまた、ヒソヒソと喋り始めた、
鬱陶しい
「ねぇ弘也くんが言ってること本当なのかな?」
「本当なら、私たち、相当やばいことしてたんじゃない?」
「こいつは、自分が裕也に襲われたと学校で嘘をつき、家では空気同然に扱うクソ野郎だ!嘘じゃねぇ!家出する時においた置き手紙の写真がある!録音した音声もある!」
そう言うと、沙耶香は青ざめた顔でこちらに視線を向けた、
こんな時のために
録音とかさせてて、良かったぜ
最後に追い討ちをかけようと
「こいつは、裕也をどん底まで追いやったクソ野郎だ、同時にこいつの妹の彩も同じことをしている。問い詰めたところ自白した、」
と言うと沙耶香はついに膝をついた
「嘘でしょ、どうして、ここまでうまく行ってたのに。お前のせいだ! 弘也、お前さえいなければ、お前さえ居なければ良かったのに!」
そこでHRのチャイムがなった
「じゃあな。このことは一応、生徒指導部の先生に報告する」
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読んでいただき、ありがとうございます
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