おっさんはおっさんのままで良いのです

まず読んで目を惹くのはそのネーミングセンスである。イナカーンというところからして、ああ田舎なのだなと分かるのだから。他のキャラクターの名前もどこくすりと笑えたり、ああこういう性格なのだなと思えたり。
さてこの作品、万年Fランクのおっさんとある通りに、さえないおっさんの物語である。やたら頭のこと描かれていたりもするおっさんである。
さてこの主人公であるが、実はとんでもない実力の持ち主だった!
ではなぜその実力が評価されなかったのか、そもそも自分でも気付かなかったのか?
きっちりと描かれる王道というのは、読ませる力も高く本当に面白いのだということを教えてくれます。ぜひご一読ください。

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