「卓越した筆力」が光る「最強にかわいい」女主人公の小説、読みませんか?

 はい、今回も私より「断然に格上」の人の小説にレビューを書くという「チャレンジ企画」です。作者さまは、お優しいので許してくれると思って書いていきますね。

 いわゆる「タイムリープ」もの?「転生」ものの物語なのですが、注目すべきはその点じゃありません。なんというか「女主人公」の書き方が「メチャクチャ」うまいんです。「ストーリー」はあらすじで触れてあるので、私が「すごい」と感心したキャラについて書いておきます。

 主人公のフレイヤの描写というか、行動というか、ちゃんと「芯」の通った女性なんですよね。いや、女の子かな?自分で書いてみるとよくわかるんですが、こういうキャラを主人公にすると、読者には「真面目」すぎに映るので「可愛い」という感じにならないし、愛されないんですよ。

 でも、フレイヤ、メチャクチャかわいいんですよ。もう、それが不思議でたまらないんですね。しかも、ひたむきな努力キャラだし。今の世代の読者にうけない設定なのに、可愛いし、応援したくなるんですよ。

 これ、作者さまの「行間」を読ます「力」が卓越してないとできない芸当なんですよね。言葉の「間」というか「表現の妙」というか、って、全然レビューになってないですが、とにかく「フレイヤちゃん」は「かわいく書くのが難しい設定」なのに「メチャクチャ」かわいいんです。作者の「卓越した筆力」に圧倒される一作です。

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