変わりたい貴方を全肯定してくれる物語。

田舎の少年が高校デビューをするために髪を染めて服を買う。そこから巻き起こる怒涛の人助け。強い見た目に変えてもお人よしの部分は変わらない様子。でも、この出会いが高校デビューよりも鮮やかに少年を変えていく――。

この作品を読了した後に、推しの曲が思い浮かびました。
「それでいいよ」という曲なのですが、至極の全肯定ソングとしてファンの間では神曲と崇め奉られております。
この神曲に通ずるものを秋野さんの作品から感じて、胸が熱くなりました。

誰しも変わりたいと願うことがありますが、そのままでいいんだよと自分を肯定することは意外と難しいです。主人公の優しさが巻き起こした運命が、彼を肯定してくれた。変わりたいと願うことも、そのままでいいことも、全部肯定してくれる素敵な物語です。ぜひ、ご一読ください!

最後に。強かな幼女のシーンが最高でした(笑)こんな妹が欲しいです!!

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