概要
そう考えると、お父さんと一緒にご飯を食べたことなんてないかもしれない。
小さい頃から夕飯はお母さんと二人きりだった。
お父さんが帰ってくるのは朝の三時頃で、それからお風呂に入って布団に入るのが四時頃。
私の起床時間は熟睡中だ。
お父さんが帰ってくるのは朝の三時頃で、それからお風呂に入って布団に入るのが四時頃。
私の起床時間は熟睡中だ。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!日常は小さい頃からすれ違い、それでもこの娘は、そんな父が大好きなんです
この物語の主人公、小さい頃から夕飯は母とふたりで食べていた。それどころか、父と一緒に食べた記憶も思いだせないくらいに曖昧だ。
それは、主人公と父の生活サイクルが正反対だったから……。
この主人公が、遅い時間に受験勉強に勤しんでいると……。
『……こんな真夜中に起きてる悪い子は誰かなぁ?』
耳に届いた言葉に、かわいらしい悪態をつきながらも、それはどこか楽しそう。
この物語の中のふたりのやり取りを、あなたも覗いてみてください……。そこには、愛おしさと暖かさが揺蕩っているように思えます。優しいすれ違いに癒されるかもしれません。
とてもとても、素敵な短編なのです……。