追放されたハーフエルフの少女が拳の女神と呼ばれるまで

私の名前はネリネと申します。この物語の主人公で私が仕えるべき主人リアナ様の忠実なメイドでございます。

そのリアナ様ですが、15歳の成人の儀の鑑定で魔力0で魔法が使えないと判断された結果、エルフ国の追放を義父である国王と義兄(と言っても同い年で誕生日が数日違うだけのですが)に言い渡されてしまったのです！

元々エルフは魔力が高く魔法が強い程誉れであるという風習は強く、おまけにリアナお嬢様は2人とは全く血が繋がってないどころか、人間とエルフとの間に産まれたハーフエルフという事もあり、お2人からかなり蔑まされていましたが、まさか魔力が無く魔法が使えないだけで追放だなんてあんまりです！

処分が撤回されないのなら！私はとことんまでお嬢様について行くまでですよ！私はリアナお嬢様の忠実なメイドですから…続きを読む