文字数に反比例するようにずどんと重い。自分の、今の常識では到底受け入れがたい真実でした。しかし、ありそうな未来だなとも感じます。自分が、おじいさんの立場だったら、孫の立場だったらと考えてしまう話です。
一人称迷子の人間です。 基本的に、さくっと読める長さの短編しか書いてません。ジャンルはファンタジーを中心に、SF、ホラー、童話なんでもあります。 ↓日記はこ…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(482文字)
読み終えた瞬間、頭に浮かんだ単語が「凄まじい」だった。八十八歳が平均寿命となった社会。孫よりもしっかりした足取りで山を登るおじいちゃんは、その道中に何を想っていたんだろう。交わされる会話、言…続きを読む
SFです。登山が趣味のじいちゃんは、米寿の記念に兼ねてからの夢だった霊峰に挑むことを決めた。衝撃作ですね。このSF設定だから、こその結末ですね。
祖父の米寿の祝いで、登山に来た主人公の俺。黄色のウェアが米寿の印となっているらしく、祖父はすれ違う人々から、「おめでとうございます」と声をかけてもらう。登山好きだった祖父は、悠々と霊峰に登っていく…続きを読む
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