短くも凄まじい世界観の詰まったSF

読み終えた瞬間、頭に浮かんだ単語が「凄まじい」だった。

八十八歳が平均寿命となった社会。孫よりもしっかりした足取りで山を登るおじいちゃんは、その道中に何を想っていたんだろう。

交わされる会話、言葉選びの端々に、ぐっと詰め込まれた異質な世界観を感じさせる。完璧なSFでした。お勧めです。

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