パパパパパスタ。

「料理もの」というは物語の一大ジャンルで、みなこぞって自身のオリジナル料理やら蘊蓄やらを話に盛り込んで書いている。
世はまさに料理戦国時代である。テレビもネットもメシばかり、芸能人が「いかにうまいか」を表現することで鎬を削り合ってるしな。
そんななか登場したこのパスタ小説、作中登場するパスタも、蘊蓄もさることながら、人物たちの日常も捨てがたい魅力である。
つまり、料理も小説も「おいしい」。
わたくしもこの小説のようにパスタを作り、伊丹十三伝授のスパゲティの食べ方で休日の昼下がりを過ごしてみたい。いつになるかはわからないけど。

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