唐揚げが好きです。唐揚げになりたいわけではなく、唐揚げが食べたいです。 詳細な幻覚を見るのが好きです。 存在しないものを本当にあるかのように語るのが好きです…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(339文字)
なにか気味の悪さがずっと底の方で渦巻いていて、それが次第に形を表していくのがサスペンスのよう。最初から引き込まれてグイグイと引っ張られていく。そして最後に思う。「これって、恋愛小説だったんだ」と。
まずはじめにあまり自分自身、文章を読める人間ではないです。そんな私にも、すごく読みやすかったです。最初に読んだ1ページのその意味をずっとずっと知りたくて気づいたらどんどんページをめくっていま…続きを読む
いきなり衝撃的なシーンから始まるので、この先読み進められるのかなと身構えてしまったのですが、異常な事態に見舞われながらも、透子さんの語り口がとても穏やかで心地よく、少し怖いようなシーンも読者も淡々…続きを読む
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