雑な音声入力で小説を書いたらこうなった

作者 かぎろ

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★★★ Excellent!!!

今までにこんな発想で小説を書いた人はいないのではないだろうか?
少なくとも私は見たことがない。
日常に潜むフレーズを見事に笑いの域までたたき上げている。
もっと読んでいたかったなというのが正直なところだ。
一人、自分の部屋で笑っていたことは誰にも言えない私だけの秘密だΣ(゚Д゚)

★★★ Excellent!!!

とにかく、めちゃくちゃに面白いので読んでください。

この作品の面白さは、現代的なエモさだと思うのです。
例えば携帯電話がなかった時代、公衆電話を探し歩いたり、お店の人に伝言を残したり、家に電話をするのに緊張したり、そんな出来事があったそうです。それはその時代のエモさです。
携帯電話の登場でそれは変わり、今度は携帯電話を通じたやりとりで、携帯電話だから成立するエモさが登場しました。
メール、インターネット、掲示板、ゲームのチャット、SNSや動画サイトなど、時代によってエモさは少しずつ変わってゆきます。
現代を生きるわたしたちは、直接リアルタイムに連絡できる手段があるので、相手がくるかこないかわからない待ち合わせでやきもきすることはもうほとんどないでしょう。けれど、メッセージアプリでやりとりする「今起きた」「ふざけんな」なんてやりとりの中に、何かを見出しているはずです。
あるいは、アプリでヘルプボットに話しかける中で、音声検索するときに、昔にはなかっただろうエモさを見つけているはずです。
この作品は、そういった今この時代だからこそ共有できる、共感できるエモさをうまく切り出していると思うのです。

いろいろ書きましたが、ここまで書いたことは忘れて良いです。とにかく読んでください。面白いので。