戦場、あるいは故郷

作者 シャル青井

感情を削ぎ落とされた中から立ち上ってくる感情

  • ★★★ Excellent!!!

親友と故郷を踏みにじられた少年と、全てを失った少女の出会いのお話です。
ここから少年と少女はお互いの境遇を知り、認め合ってゆくことになるのではないか、その前日譚のようなそんな物語です。

非日常が日常になってしまった時、きっと私たちは感情豊かにはいられないのだと思います。感情を殺して日常を生きるなんて、現代人の我々には慣れたもの。
その中で、でも、確かに心の内に閉じ込めた感情がわたしたちを生かしているのだという、そんなお話だと思いました。

彼と彼女の戦いの果てを知りたいと思う、そんなお話でした。

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