なにか気味の悪さがずっと底の方で渦巻いていて、それが次第に形を表していくのがサスペンスのよう。最初から引き込まれてグイグイと引っ張られていく。そして最後に思う。「これって、恋愛小説だったんだ」と。
ライト文芸を書いてます。 文芸社 第6回文庫NEO小説大賞 で大賞を受賞しました。「弁当男子の白石くん」発売中!
主人公は芸術と向き合うことで生きている女性。不幸すら糧として描き続ける彼女が愛に出会って……でもこの作品はそれだけじゃないんです。女と男を結びつける、あるもの。狂気に落ちていきつつも終始淡々とし…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(599文字)
まずはじめにあまり自分自身、文章を読める人間ではないです。そんな私にも、すごく読みやすかったです。最初に読んだ1ページのその意味をずっとずっと知りたくて気づいたらどんどんページをめくっていま…続きを読む
いきなり衝撃的なシーンから始まるので、この先読み進められるのかなと身構えてしまったのですが、異常な事態に見舞われながらも、透子さんの語り口がとても穏やかで心地よく、少し怖いようなシーンも読者も淡々…続きを読む
もっと見る