概要
白神さま、あの。あたしを食べてくれないと、困るんです。
村を日照りによる食糧難から救うため、「供物」の一つとして捧げられることになった少女・ユニ。彼女が連れて行かれた先で出会った「白神さま」は、残りの供物を使って料理を始め…。お腹と心が温まる物語。
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- ★★★ Excellent!!!あの『蘇』を使った鉄板料理が、生贄少女の哀しい心を癒してくれる
生贄にされた少女と、生贄を捧げられた優しい神様のお話。
もうこの組み合わせを見ただけでも、好きな人いっぱいいるでしょ!っていうお話です。
少女と神様の心温まる交流の核になるのが、神様の作る『卵麵麭』。
鉄板で焼くパンケーキみたいなものでしょうか。
これにね、あの『蘇』が使われているんですよ。コロナ禍が始まってから少しブームになった、牛乳煮詰めて作るあれです。私も作りました。こんな活用法があるんですね。
材料の時代感と、現代でも再現できそうな感じが絶妙でした。
ラスト、白神さまの言葉に、私もじわっと涙腺が緩みました。
とても素敵な、好きなお話でした!