・こんな人におすすめ 描写を味わいたい人・個人的にここが良い! キャラ・文体・読後の満足感 二重丸 ( i _ i )・感想「招待状が届いたのは、」から「あくびをしている。」の文章力に圧倒された方は最後まで読んでみてください。表現力に息を飲みます。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(114文字)
高校時代の友人から結婚式の招待状を受け取った主人公が、かつて彼に対して抱いていた叶わぬ想いを回想していくお話です。強く恋焦がれる気持ちを、どうしても伝えるわけにはいかなかった。淡々とした語り口だからこそ、どれほどの意志で想いを封じていたのかが伝わってきました。苦しくて悔しい。惨めで切ない。だけど、隣にいる彼の笑顔と信頼を守った。その靭さに、涙が出るほどの美しさを感じました。情緒表現豊かな、素晴らしい作品でした!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(330文字)
本作は同性の友達を好きになった男の子のお話です。繊細な感情の移り変わりが非常に丁寧。だよなあ、苦しいよね。いつだって片想いはさ。そして、この作品のほのエロもまた秀逸。エロいのはもちろん、手に届かないのにどうしても求めて、勝手に自己嫌悪しちゃう姿に「ぶああ、やっば、わかる…」と思った。このタイトル、表面的な意味はわかるけど、ぱっと見、深い意味はよくわからない。だから読んでみて、でもっかい見てみて。主人公にとっての幸福が、不幸が、浮き出てくるから。
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