注目すべきは深イイ☆セリフと登場人物のつらみぃ〜な過去の関係性、その妙
- ★★★ Excellent!!!
深イイ「セリフ」が人物像をクッキリと浮かび上がらせる名作がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
はいど〜も〜!
スーダラです〜!
今日も〜レビュ〜を〜やるんだけど〜今日はちょっと趣向を変えて〜ゆるふわ系の〜スーダラで〜いこうと〜思いま〜〜す♡
だから〜『スーダラ』ってのも〜『す〜だら♡』に変えて〜お送りします〜〜♡
す〜だら♡ だぉ☆
よろぴくねっ♪
あたまと〜またまの〜ゆるふわ系っ♡
(ゝω・)vキャピ
じゃ〜ぁ〜色んなトコから〜いろんな分泌液をたらしながら〜い〜く〜よぉ〜〜〜♡
す〜だらレビュ〜6本目は〜
萩原 優さんの作品で〜
「イリッシュ大戦車戦・改 ~王立空軍物語外伝~」
にて〜ござ〜そうろ〜う♡
あぁ〜んアンコ食べたいぃい〜♡♡
この作品はねぇ〜? 人物を〜と〜っても〜魅力的にぃ〜〜描けているんだよねぇ〜♡
なかでもぉ〜登場人物のぉ〜〜『セリフ』が〜〜もぉ〜すっっっごい素敵なのぉおおお〜♡
元々〜演劇畑の出である〜す〜だらとしては〜地の文による〜描写や〜説明よりも〜登場〜人物の『行動』と〜『セリフ』〜に興味を〜惹〜か〜〜れる〜こ〜とが多〜〜いのぉ〜。そん〜〜な中で〜〜〜〜〜〜も萩〜原さ〜〜〜〜んが〜〜〜物〜語の中〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜で〜描く人〜〜〜物た〜ちが〜〜〜〜〜放つ「セ〜リフ〜」は〜と〜ても印〜〜〜象的〜〜〜〜〜〜〜〜〜で力〜〜〜強く〜〜〜説〜得〜〜力があ〜るよ〜〜うに思〜え〜〜る〜〜〜のぉおお〜〜〜〜〜♡♡
パァンッ‼
ぎゃっ!?
な、なにっ!?
痛いっ!
おおお、お尻がっ!
スーダラのキュートなお尻がぁあああっ!
やだっ!
腫れてるっ!
真っ赤になってる!
だだ、誰よっ!?
誰がいまスーダラのお尻を断りもなくシバいたのっ!?
ちょっと良い感じにスパンキングしたのよっ!?
え?
ちょっ、誰よアナタッ!?
どこの女よっ!?
なによその艶々癖っ毛な金髪!……
なんで軍服着て………え?
少佐?
いや中佐?
ペロニカ?
あ、ヴェロニカね。
いや、それよりなにより!
な、なんで馬上鞭なんて持ってるのよ!?
スーダラのキュートヒップをスパンッてしたのアンタね!?
ちょっと、なにヒュンヒュンさせてるのよっ!?
馬上鞭ヒュンヒュンさせないで危ないからっ!
ちょっ!
その笑顔なにっ!?
笑顔が、笑顔が怖いっ!
ニコニコしながらヒュンヒュンしないでっ!
やめてそんな、ばばば馬上鞭で、スーダラのお尻を……ア゛━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━!!
ビクンビクン……
あ、貴女は一体……?
「私の事はいい。それより、さっきから聴いていたら、ゆるふわだかパンパカパーンだか知らないけど……」
パ、パンパカパーン?
「den Mund halten(独:黙れっ)!!」
ヒュン!
パァンッ!!
あぐふぅっ♡
「とにかく鬱陶しい事この上ないから、さっさと真面目にやりなさい。馬鹿は嫌いなの」
ヤ、ヤー(了解)ボス!
「ボスはやめなさい!」
パァンッ!!
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ♡♡
……と、いうことで、ボスから嬉しい……いやいや、厳しいご指導がありましたので、以下、キビキビとやって参りたいと思います! 敬礼!
「いいから。で、どうだったの?」
ハ!
なんかもぅ、この小説の中では、大きい戦車とか小さい戦車がいっぱい出てきまして、それがボガーン! とかドカーン! とかいってて、それがもぅ凄い迫力でありました!
「は?」
ハイ! ですからですね、戦車のズガーン! がボンガボンガいっててですね……
ヒュンッ!
ひっ♡
「馬鹿は嫌いと言ったはずよ? ……ふざけてるのかしら? それとも……な・め・て・る・の・か・し・らぁ〜?」
ひひぃっ!
そんなっ!
ナメられるのもナメるのも大好きではありますが……って、ああんっ♡ お尻がっ! お尻がぁぁっ!
「よろしい。時間の無駄ね。軍法会議無しで銃殺刑に処すわ」
ちょちょちょっ!
それだけはご勘弁をっ!
ほんと、もう、真面目にやりますからっ!
「letzte Möglichkeit(独:最後のチャンスよ)?」
は、はひっ。
ええと、最初の方にも申し上げましたが、この小説の見所というか傑出点はですね、セリフが、いや、登場人物たちが口にする『言葉』が素晴らしいところにあります。
それは例えば………
「戦争と言うのはな、人が人である限り起きてしまうもんだ。それを避けたければ政治家になると良い。争いを食い止めるのは確かに偉業だろう。だが政治家が防げなかった火を素早く消し止める仕事もまた必要だ。つまり軍人の仕事は敗戦処理。最初の一発が撃たれた時点で勝者などいない。俺たちはもう負けている」(2話から引用)
だったり
「公共サービスとは、納税や兵役の義務を果たした者への対価よ。何もしていない者まで分け隔てなく行えば、それは平等ではあっても公正ではなくなる。人は平等に扱われなくてもまだ納得は出来るわ。でも、公正に扱われなければ国への信頼を無くし、そうして社会が腐ってゆく」(9話から引用)
だとか
そしてヴェロニカ少佐の、浮浪者たちへの言葉で……
「そもそも私は、彼らのプライドを守ってあげたのよ。世間のしがらみから逃れ、1人で生きてゆく事を選んだ人間が。困った時だけ『助けてくれ!』と泣きついては、自らの誇りを自分で傷つける事になる。私はそれを気付かせる手伝いをしたに過ぎないわ」(9話から引用)
などなど。
他にも挙げればキリがないほど、名セリフのオンパレードなのです。
名セリフの難しいところは、それだけをイキナリ並べ立てたところで、てんで説得力をもたせられない、というところにあります。得てして作者の「社会論」をキャラに代弁させるにとどまってしまう。
でもこの作品には、そのセリフを登場人物たちが口にしても、なんら違和感がないようにシッカリとしたバックボーンが用意されている。
それが名セリフを、名セリフとして自然に成立させているわけです。
そんなの当たり前、って思うでしょ?
でも、ホントーに当たり前だと思います?
人物が語る言葉と、その人物のそれまでの人生、そこにキッチリとした『連続性』を持たせる事が、そんなに当たり前に出来るって思っちゃいます?
スーダラはね、この点においての作者 萩原様の手腕ってのは相当なものだと感服しちゃいましたよ。いや、これ、簡単には辿り着けるよーなトコにはいらっしゃらないな、と。うん、正直羨ましいでありますッス。
セリフ ✕ 人生 =厚み、重み、深み、面白み、etc……
この掛け算がバンバン決まっている、イカした物語。それがこの作品なのでありますっ!
……というような感じなのですが、い、如何でございましょう? エヘへ……。
「ふーん。やれば出来るじゃない。ま、ギリギリだけど及第点ね」
は、はひっ!
恐縮でありますっ!
「その調子でやりなさい。じゃ、私はもう戻るわ」
ヤー!
お疲れ様です!
ありがとうございますでありました、ボス!
「ボスはやめなさい!」
パァン!!
あひぃいいいいいいいっ♡
あ゛り゛か゛と゛う゛こ゛さ゛い゛ま゛す゛ぅうううううううううううっ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ビクンビクン…
はい。スーダラがお尻でイッたところでお時間になりました。ので、現場からのレビューは以上です!
あーうん。
この作品ね、名セリフをバシッと決める方程式をシッカリと打ち立てているお手本みたいなモノだから、参考にしたい人は是非とも、でもって、そんなの関係なく面白いってのもあるから、みんな読んだ方がいいよ、うん。
じゃあの!
バッファファイにゅーん♪