功夫商店街

　かつて中国には地下深くに眠る大いなる力を持つ御神体を護るために武術の達人たちが結成した武術集団があった。その名を羅仙門といい、古くから御神体をその武術で護ってきたとされているが、その全貌は謎に包まれており今でも考古学者たちを悩ませる文化として知られている…。

　ここはとある寂れた商店街。どことなく昭和後期の雰囲気が漂うここに、考古学者たちが求める真実が隠されていた。
　羅仙門の血を受け継ぐ武林の達人たちが、昼間は商店街の経営者、夜は御神体を護る侠客として何百年も前からその使命を全うし代々戦い続けてきたのだ。
　商店街の丁度真ん中辺りにある電器屋の息子で主人公の成神 雷也は代々トンファーを主軸武器とする武術、雷鳴旋棍を受け継ぐ者として幼い頃から修行はしてきたが、御神体に対する存在への疑問や…続きを読む