会話に「」が無いですが、おかげで独特のリズムが生まれています。あと、マジ主人公、最後までは謎解きに参加しないんですね。淡々と語られる事件の概要が…私自身難解な推理ものを得意としていない分、意外と受け入れやすかったです。父娘の、妻(母)を探す旅、皆さんもご一読ください。
父と2人の娘が旅をしている。目的は母を捜すこと。ある手段で母を捜している家族は、その仕組みゆえにいくつかの事件に行きあたる。親子3人はその事件の謎に挑戦しつつ、旅を続けることになるのだが…。Chap3まで読了時点で、旅はいよいよ大詰めかと思われる雰囲気。一家に何があったのか、家族は再会できるのか。非常に気になる。会話文にカギ括弧を使用していないので、事件に白日夢めいた不思議な雰囲気が漂うが、受け入れられない人もいるかもしれない。
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