非常に心の深いところに訴える作品である。恋の難儀さを丹念に綴っている。恋は時に身も心も削る。それでも人は人を想い、恋をする。恋というからくりの妙がそこにある。深沈とした物語世界へどうぞ。
小説家になろう、さんにも投稿させていただいております。そちらでは挿絵もご覧いただけます。 こちらでは、主に文学系を掲載させていただければ、と考えております。…
爽やかな読後感のお話でした。愛情というものを植物に例えるだけで終わらせず、作者の考えに基づく解釈がきちんと表現されていて、非常に好感が持てました。ホットドッグをマスタードだけで食べたような、気持ち…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(190文字)
水をあげないと育たない植物、水をあげなくても勝手に育っていく植物、どちらが可愛いだろうか。水を自分だと捉えるなら、育たない植物はさぞか弱く見えることだろう。自分に依存した存在なのだから。一方、多肉植…続きを読む
生きていこうと思えば、時間は前にしか進まない。 至極当然なそんな事実が、時として人を傷つける。 生きていこうと思えば、時間は前にしか「進めない」と感じる人もいる。 生きていくという行為が、ど…続きを読む
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