やだまってこれちょーおもしろかったんですけど!?
という叫びをまずおいておきまして。
さあ悩ましい。ミステリのレビューを書くにしても、これは最上級の難易度だ。ネタバレしたくないから頑張らなきゃ、ええとどう褒めよう。
そうだ、技術(テクニカル)な部分ならいける!
まず序盤に出てきた伏線をきちんとラストで回収する。
半ばに出てきた事件を華やかなりし二人の探偵の二段構えで二重の納得に導くというどんでん返し。
さらに、半ばで出てきたワンフレーズで全体をぐっと引き締めオチをつけるという、ミステリの情報開示の複数展開で読者を楽しませるという技法が煌めいていて大変お得です。
そう、大変気持ちよく読めるミステリです。
あとですね、主人公の扱われポジションがとてもいい。
ほら、ミステリにおいてレギュラーって役割分担があるでしょう?
主人公のそれがとてもいいんです。
いやほら、読んでみたらわかりますって。
わたし? そらちゃん推しだよ!(/・ω・)/