だらしない年上魔女としっかり者の少年弟子!!

最新「第150話 まだやるのー!?」まで読ませていただきました。
いやー、少年×お姉さんはイイ!!

このお話の登場人物には特定の名前がなく、「師匠」「弟子君」などと呼びあいます。
これでお話を書き進めるのは、もしかしたら文章テクニック的に難しいところもあったかもしれないと思うのですが、巧みな筆致で違和感なく読めます。

力はあるのにだらしなく、常にダラダラすることを考えている感じの師匠・森の魔女と、彼女に弟子入りした少年。
そこにお役所から魔法がらみの依頼が入ったり、師匠魔女の友人・郵便屋魔女のお手伝いをすることになったり……と、最初はほのぼのストーリーが展開。
話が進むと師匠魔女の過去が明らかになり、いざこざに弟子君が巻き込まれて誘拐される、ちょっと緊迫の展開になります。

「第四章 戦花の魔女」の一連のエピソード、読んでいてホロリとしました。
弟子君が師匠のことを考えて自分の身を犠牲にしようとするシーン、師匠が助けに来るシーン、本当に良かったです。
魔女の身に起こった過去のあれこれが。弟子君と一緒にいることで少しずつ解けていったのだなと思いました。

そのほか、いろいろなことを通して変わっていく弟子君や師匠の気持ちが丁寧に描かれていて、150話、あっという間に読みました。
私自身も壁にぶつかり、悩むこともありますが、旅の魔女が言った「自分で自分を裏切りたくない」という言葉を胸に、弟子君のように日々頑張ろうと思います!

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