亜細亜に両雄は立たずとも

本作は13世紀のアジアを舞台として、東のモンゴル帝国と西のホラズム・シャー朝の戦いの物語です。

モンゴル帝国を築き上げた稀代の英雄・チンギス・カンは、西征として西アジアの国々を征服していくのですが、その中でも最大勢力であるホラズム朝について、両者の視点から経緯や背景などが細かく描かれています。
また、各話の初めには人物紹介が、地名や用語は巻末に注釈が付いており、専門知識がなくても読める親切設計となっています。

チンギス・カンが好きな方、興味があるので知りたい方、そして歴史・戦記ものが好きな方にもお薦めの作品です。

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