超ハイクオリティなエンターテインメント

2022.06.27 新レビュー追加
旧いレビューが余りにもバカすぎたので追記いたします。
いや、当時はそういうものだと思っていたのです。
ですが、現時点で更科先生の描く『快傑令嬢』を見て、私目のクソみたいなレビューを開示しておくことは実に恥ずかしいのですが、
人に歴史ありということで、完全更新ではなく追記ということで書いておきます。

この作品を一言でいえば、
『書籍として販売&コミカライズされていても全くおかしくないレベルの作品』
と言えるでしょう。
勿論、この場合のメディア化は昨今の狂った業界基準に照らし合わせたものではなく、単純に品質の面から評価したものです。
実にすばらしい。
先生の世界では、キャラクターが記号ではなく生きている人々として描かれています。
善も悪も様々な思惑で動いており、主人公たちのコミカルで少しシリアスな物語も実に素晴らしい。
私はレビューを書くのが苦手で、素晴らしいとか、凄いとしか言えないのですが、その私が言います。
『素晴らしくて凄い』

不満?
えぇ、ありますよ。

金をとれるだけのクオリティがあるこの作品の評価が低いということです。

何十倍の★と、何十倍の❤と、何千倍のPV

これが得られて初めて『まっとうに評価された』と言えるのではないでしょうか。
作品のクオリティと評価がイコールではない事は理解しておりますが、
それでも低いと言わざるを得ない。

微力ながら、宣伝させていただいておりますが、
本当に本当にもっともっと評価されるべき作品だと思います。



========== 以下 旧いレビュー ==========
初見『魔法少女モノかな?』でしたが
いえいえタイトル通り、ヒロインのリルルは『快傑令嬢』でした。

『怪傑』ではなく『快傑』

つまり
不思議な能力でスカッと爽やかオロ○ミンC的に、
社会の裏で表で暗躍する悪者たちをバッタバッタとシバキ倒す令嬢なのです。

そう『令嬢』なのです。

本作の世界設定は、かなり練られており
幻想世界でありながら、人々がしっかりと街に根差して生きている様子が描かれています
そう!つまり『リアリティ』に溢れているのです。

当然、ヒロインのリルルも
アリがちな名だけ貴族ではなく、リアルな貴族の娘として描かれています
※凄まじく没落した貴族の一人娘として

貴族の娘と言えば?
そうだね!『政略結婚の道具』だね!

没落したとはいえお金だけはあるフォーチュネット伯爵家
商才のある父親は、お家を再興しようと必死。
家の為>娘の為 という事で最良と思える嫁ぎ先を用意するのですが......

実はリルルには両想いの幼馴染ニコルというお相手がいたのでした。
果たしてリルルの恋は成就するのでしょうか?

嫁がせたい父親 VS 嫁ぎたくない娘

が織りなす喜劇。果たしてその勝負の結果は!?
※メイドのエルフはお金で動く???ようですが???


リアリティがありつつも、ありきたりではない幻想世界を舞台に
エルフの魔法道具に身を包み悪をシバキ倒す快傑令嬢の物語

幻想成分、快傑成分、ラブコメ成分を同時に接種できる満足セットです

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