同情せざるを得ないリア充に愛の手をッ!

ご縁がありこの物語に出会いました。更新分まで読み終えましたのでレビューさせていただきます。

本作は現実について全く不満のない主人公(リア充)が、何故か強制的に異世界に転移させられそうになるところから物語が始まります。そんな彼の前に現れたのは、残念の臭いしかしない女神。何処か事務手続きでもするかのようにちゃっちゃと終わらそうとした彼女に対して、主人公がかみつきます。
「いやですけど?」

普通リア充と聞けば、私のようなリアルが充実していない勢からしたら怨敵にも値しそうなものですが、彼に対しては何かこう、同情心が湧いてきます。何しろ彼自身に嫌味なところがなく、また一つも悪いところがないのですから。
また女神の方も、良い感じに駄目さがにじみ出ていて親しみを覚えます。彼女自身も頑張ってはいるのでしょうが、如何せん思った通りの生活は送れていない様子。彼女にはこの言葉を送りましょう。どんまい、良いことあるって。

そんな二人のやり取りから始まり、まだまだこれからのこの物語。これからどうなっていくのか、とても楽しみです。他の皆様も是非読んでみてください。