概要
「親父殿。刀を一振り、所望したい」
戦国時代。
それは、多くの大名が日本各地で名乗りを上げ、一国一城の主となり、天下の覇権を握ろうと競い合った時代。
一介の素浪人が機に乗じ、また大名に見出され、下剋上を果たした例も多かった。
その各地の武将・大名を裏で支えた人々がいる。
鍛冶師である。
これは、戦国の世で名刀を打ち続けた一人の刀鍛冶の物語―――。
2022年1月22日~26日 毎日 12:00 更新
全5話 10000文字
それは、多くの大名が日本各地で名乗りを上げ、一国一城の主となり、天下の覇権を握ろうと競い合った時代。
一介の素浪人が機に乗じ、また大名に見出され、下剋上を果たした例も多かった。
その各地の武将・大名を裏で支えた人々がいる。
鍛冶師である。
これは、戦国の世で名刀を打ち続けた一人の刀鍛冶の物語―――。
2022年1月22日~26日 毎日 12:00 更新
全5話 10000文字
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!刀鍛冶の技と人情が交差する、いぶし銀の秀作!
自ら打った名刀が辻斬りに使われたという噂が広まってしまい、心に傷を負った刀鍛冶の男。
もう二度と槌は握らぬと決めたその男は「包丁を作ってほしい」と頼んできた青年のために、再び玉鋼と向き合います。
刀鍛冶に人生を捧げてきた主人公が挫折を味わい、一度はその道から退こうとする様。
包丁を作ってほしいという青年の思い。
青年のひたむきな心根に再起を決意する刀鍛冶の気持ちのうつろい……。
これらが短い中におさまっていて、読んだあと清々しい感動を覚えました。
まさにいぶし銀の一作です。
時代小説に慣れていなくても読みやすい文体かと思いますので、いろいろな方におすすめです!!