異色にして快作!

説明のつかない怪異というものを、作者の確かな筆致によってみごとに描写されている。
地に足のついた描写が、作中のリアルを確かなものにしていて、つい先を知りたくなります。
話の展開も一話づつ十二分に面白いし、全体として浮かび上がるトーンがどれもこれも不気味な色を放っていて魅力的でした。

こういうホラーがあってもいいんじゃないか。というか、こういう神もいるんじゃないか。

そう思わせてくれる作品です。

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