短編でこれだけ温かいストーリーが作れるものなのですね、凄い!吸い込まれるようにラストまで読めました。寝る前に読んだのですがふんわりといい話を聞けた気分に満足して眠れそう。
緑のたぬきはお湯を注いで作るもの。温かいのは当たり前です。でも、この物語に出てくるのは他の「緑のたぬき」にはない特別な温かさを持った、「緑のたぬき」です。なぜ、彼は緑のたぬきが好きなのに食べら…続きを読む
緑のたぬきが好きなのに食べない。アレルギーではないのになぜ。そんな読者の疑問に応えるように、上司の過去がゆるやかに語られる。朗らかでありながら嚙みしめるように話す声。かつて見た光景を、臨場感たっ…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(117文字)
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