鈴の蕾は龍に抱かれ花ひらく ~迷子宮女と美貌の宦官の後宮事件帳~

作者 綾束 乙

一粒で三度おいしい♡中華後宮ミステリ×異能力ファンタジー×甘々ロマンス

  • ★★★ Excellent!!!

この作品は、後宮で起きた連続宮女殺人事件と、主人公・鈴花の穴の行方不明事件の調査を主軸に。
《蟲》を遣った術の存在や、人の纏う《気》の色が見える鈴花の異能というファンタジー要素を加え。
なおかつ輝くような美貌の宦官・珖璉とのじれじれもだもだシンデレラロマンスも楽しめてしまうという。
美味しい要素をこれでもかと盛り込んで見事に融合させた、まさに一粒で三度美味しい物語です。

淡麗な文章で綴られる緩急あるストーリーに、練り込まれた緻密な設定。
犯人を追っていくハラハラ感に、恋心のドキドキ感。
大変読み応えがありました。

丁寧に張り巡らされた伏線が、一気に回収されていく終盤の展開は圧巻。
そこから怒涛のハッピーエンドへ繋がり、文句なしの大団円で読了後の満足度も最高でした。

多くの方が楽しめる作品だと思います。ぜひご一読ください!

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