淋しい熱帯魚

おうち時間が増えて、自宅での過ごし方なんかに少しばかりの変化があった方も多いでしょうね。

『横からアクアリウム』で描かれたのは、凝り性の配偶者が突然に熱帯魚を買いたいと言い出して、家の中をアクアリウムが占拠していくという様子です。
もう、興味のない人間からすると、「はぁ?」でしかない。唯一の救いは熱帯魚たちが美しい姿を見せてくれることでしょうか。

作者さんのご家庭は果たして、熱帯魚という家庭においての外来種の到来後も、生態系を崩さずに共存していけるのでしょうか。是非、ご一読下さい。

なお、個人的には、凝り性の旦那さんにはもっと本格的な魚にハマって、「家の中に生け簀を作りたい」などと言い出していただけると、続編も読めそうで嬉しいです。
純粋にアクアリウムを楽しみたい旦那さんは、エッセイでネタにされてこう思っているかも知れませんが。

「私のおもいをジョークにしないで」

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