しおりの時間

 主人公危機一髪! あらゆる困難を乗り越え、かの一口を果たすべく虚々実々の駆け引きを巡らせる姿には大いに共感を覚えた。あたかもスパイ映画のごとく展開される表裏一体に読者の食欲はいやがうえにも盛り上がるであろう。
 必読本作。