概要
少年院を出た若い秀人と窃盗歴六十年の老いた茂田との出会いは運命だった!
少年院を出所し親から勘当された秀人は、更生保護施設に入った。だが悪友の健が再び仲間に入れと付き纏いだす。脅されていたが縁を切りたい秀人は空き巣歴六十年以上の茂田と会い、別の施設へ移るようアドバイスを受ける。彼と施設長の相沢の後押しで秀人は大阪へ、茂田も埼玉への引っ越しが決まった。しかし大阪へ立つ前日、健に夜中の廃ビルへ呼び出され、それを振り切った直後、彼がビルから転落死する。混乱する秀人の背後から、心配して跡をつけていたという茂田が現れ驚く。そこから彼らが取った行動とは?
不幸な生い立ちの若者が自らの犯した罪を償おうとあがく姿と、それを助けようとするベテランの窃盗犯だった老人との関係を描く物語。
不幸な生い立ちの若者が自らの犯した罪を償おうとあがく姿と、それを助けようとするベテランの窃盗犯だった老人との関係を描く物語。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?