ちなみに今日、物語の重要回を読みましたが、うん、しっかりだまされました

自分はいわゆる怪人小説を初めて読みました。ですが、ナレーションの口調が丁寧で優しく、どこか子どもの頃にかえったような懐かしさを感じながらするする読んでいけます。

そんなナレーションとは打って変わって、おじさんたちのリアルさが面白いです。「あ、そうそうおじさんて、こうだよね」みたいなのが随所につまってます。たぶんあなたの“推し”になれそうなおじさま、絶対います(わたしはちなみにちょっとやんちゃでバツイチなダンプカー運転手久保くんの発言ににやにやしてます)。

そんな大人な元少年探偵団が追う謎にはどうしようもないことや、やるせないことも見え隠れするのですが、そんな事情もイケオジたちが全部ひっくるめて包み込んでくれます。この懐の広さ、さすが伊達に歳はとっちゃいません。ここに少年探偵団ではなく『元』少年探偵団という意味がちゃんとあるんです。

ミステリーとして「怪人キターーーーーー!(^o^)/」と楽しむもよし、現代ドラマとして「そういうこともあるよね」と心をじんわり熱くするもよし。色んな角度から楽しめると思います。


ちなみに今日、物語の重要回を読みましたが、うん、しっかりだまされました(`・ω・´)。しかもなるほどなあっていう。みんなもこの「やられたァ!」を味わってほしい!

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