現代だからこその都市伝説イジリ

作品は子供同士の他愛もない会話。
恐ろしいニュース、越してくるお隣さん、ネットで囁かれる噂等、子供の心を絡めとるうっすらとした恐怖。
それが濃いものに変わるとき、「日常」を感じさせる場所にも、事件は起こるのかもしれない。

作品は中盤から緊張感と疾走感に包まれて行くが、ここからが私の好きなところ!
諍いのシーンに至っても、作者のユーモアや表現力が枯渇しないため、単調になりがちなシーンをずっと楽しく読み続けることができる。
好き嫌いはあるかもしれないが、私は舌を巻いた。

あまり気負わず、一本の映画を見るように挑んで良い作品だと思った。

その他のおすすめレビュー

T-timeさんの他のおすすめレビュー17